老後のためのリフォームは、夫のためというより妻のためのモノかも知れない。
というのも平成18年の高齢社会白書によると、年配者の転倒事故は男性より女性に多いとなっているからだ。
ちょっと引用してみよう。
——-<引用開始>——–60歳以上の高齢者の転倒事故についてみると、自宅内で「この1年間に転んだことがある」は10.6%となっている。
男女別にみると、男性7.2%、女性 13.4%で、女性は男性の約2倍の割合となっている。
宅で転倒した者のケガの状況をみると、「ケガはなかった」は、男性50.8%に対し、女性は31.7%で、男性は転倒した者の約2人に1人が、女性は約3人に2人がケガをしている。
転倒で「骨折」を挙げた者が12.0%、さらに、そのケガがその後の生活に与えた影響として、「常時、介護や介助が必要となった」とした者が5.7%いることから、自宅内での転倒が重大なケガにつながっているケースも存在することがわかる。
なお、外出時の屋外における転倒事故についてみると、「この1年間に転んだことがある」とした者は11.8%となっており、男女別では、男性 10.5%、女性12.8%と、自宅と同様、女性の割合が高くなっている——-<引用おわり>——–
老後のために、自宅の転倒対策!
自宅での転倒事故が男性より女性に多いのは、女性の方が長生きするから、というのも一つの原因だろう。
しかし元々身体が柔らかめにできている女性が、身体が固まってくると、動きにくくなることも原因かも知れない。
それにしても年を取ってからケガをして、骨折したり介護が必要になったりすると目も当てられない。
モテる老後どころか、辛いだけの老後にもなりかねない。
だから早いうちから転倒事故を予防してしっかり準備しておかないといけないだろう。
老後のための転倒予防策としては、こういう事が言われている。
老後のための転倒予防策
・廊下や階段には手すりを付けましょう。
・敷居やカーペットなどの段差をなくすなど、バリアフリー化に努めましょう。
・履物が原因で転倒する場合があります。
歩きやすく、滑りにくい履物を選びましょう。
・日ごろから、体調・体力管理に気をつけましょう。
ということで、手すりと段差を解消して、履き物を気をつければ良いんだね。
段差を解消するにはスロープをつけるとか、玄関台(玄関の段差を細かく分ける台)などが必要なようだ。