風呂で死ぬ人は年間一万人

老後のための自宅リフォーム。 
年寄りの事故で多いのは、風呂場や入浴中での事故だ。 
たとえば風呂場のタイルは滑りやすい。 
風呂場のタイルで脚を滑らせて、転倒して頭を打ったり手足を骨折する。 
それから浴室内外の寒暖差によって、急激な血圧変化も起こしやすい。 
消防署に対する救急要請の原因で高齢者に多いのは、脳や心臓の病気だという。 
特に冬場の寒い時期には 夏の時期に比べて、救急車が呼ばれる事故が多発している。 
年配者に多い救急要請では、浴室や脱衣所での急な温度変化で、脳や心臓に大きな負担がかかり、脳出血や心筋梗塞などを引き起こすケースだという。 
それで脳卒中や心筋梗塞だけならまだしも、転倒して骨折や脳挫傷などの重篤なケガもしたりする。 
病気もケガも、風呂周りで起こると命に関わるから、入浴中の事故で、致命傷を受けないように、あらかじめ予防が必要だろう。 
風呂場でこういう事故に遭わないために、リフォームすべき事は山ほどある。 

風呂場の事故は、転倒・やけど・脳卒中・心筋梗塞

風呂で死ぬ人というのは、年間一万人を超えるという。 
交通事故で死ぬ人より多くて、その8割は年配者だそうだ。 
死に場所あんてたくさんあるわけだが、風呂で死ぬのはさすがにまずいだろう。 
残った家族も風呂に入りにくくなるだろうし、できれば布団の上で静かに死にたい。 
うちのおじいさんは、朝起きてホットミルクを飲んだあと、布団の中で静かに死んでいたのだが、そういう死に方が良い。 
なのでとにかく風呂で倒れることは予防したい。 
そのためには滑らないように準備して、手すりをしっかりつける。 
浴室と脱衣所の温度差ができないような構造にする。 
浴室の椅子も介護用のものに替えて、できれば浴槽も介護用のものに整えたい。 
お湯も42度以上の高温のお湯はやめて、38度くらいのぬるいお湯につかるようにする。 
最初はぬるいと思って物足りなくなるが、これも慣れれば気持ちの良いものらしい。 
とにかく考えられる全ての準備をしよう。

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