臭い年寄りはモテない。
だから若いうちから臭いには敏感になって対処しよう。
臭いにも色々あるが、他人と近い距離で接して一番気になるのは、口臭だろう。
口臭とは読んで字のごとく、口から匂う臭いだが、口臭の原因は口の中にあるとは限らない。
鼻の病気が原因だったり、胃腸の病気が原因だったり。
変わったところでは、膿栓(のうせん)なんて言うモノもある。
「口の中から、たまに臭い玉が出る」と言う人もいるが、どうやらそれが膿栓というものらしい。
膿栓というのは、扁桃腺の所に溜まった膿が固まったモノらしい。
大きさは直径3ミリから5ミリくらいで、色は、黄色や乳白色、緑色を帯びているモノもあるらしい。
潰すとクサイ臭いが出てくるので、クサ玉と呼ぶ人もいるらしい。
この膿栓ができるのは、外部から入ってくる細菌や異物を扁桃腺のところで白血球などが取り囲んで処理するからだそうだ。
膿栓は、実は誰にでもできるものだそうで、大きくなってから出てくると気が付くが、小さい状態で出てくるときは、目立たないので滅多に気づかれないらしい。
乾燥した冬などに大きくなりがちで、ノドチンコの横当たりにできるが、口臭の一つの原因にもなるので気をつけたい。
口の中は、常に清潔に、舌ゴケをしっかり取る
口臭の原因は非常に多くて、一時的な口臭と慢性的な口臭に分けられる。
一時的な口臭とは、健康状態に関係なく起こる口臭で、自覚できる。
というのも人間は、自分の通常の臭いは無視するようにできているが、それと違っている臭いには反応するからだ。
動物の身体というのは、自分自身と自分以外のモノを峻別(しゅんべつ=ハッキリ分ける)するようにできている。
自分以外のモノから攻撃を受けることを常に警戒していて、だからこそ自分以外のモノに敏感になるようになっているわけだ。
そのために、いくらクサイ臭いであっても、自分の臭いには気づかないようになっている。
自分の臭いを一々感じていたら、他者の臭いがわからなくなるからね。
なので自分で臭いと思う場合はまだ、問題が小さいとも言える。
自分で気づくなら、自分で対処しようと行動できるから。
こういう一時的な口臭には、「ストレスや睡眠による臭い」「舌ゴケの臭い」「ネギとかタマネギ、ニラとかニンニクなどの臭い」「たばこの臭い」「コーヒーやアルコール(アルデヒド)などの臭い」それと先ほど紹介した膿栓などというようなモノがある。
対策としては、口腔内を清潔に保ち、臭いの元を取らないようにしたり除去する事が上げられる。