老後の生活費の内訳。
夫婦二人の場合は一体どうなっているだろう。
お一人様の老後の生活費は、月平均で約14万円であった。
お二人様の老後の生活費の内訳は、月23万5千円だ。
政府統計局の平成21年(2009年)の家計調査によると、「高齢夫婦無職世帯の家計収支」での生活費の内訳は、こういう風になっている。
高齢夫婦無職世帯の生活費の内訳
- 消費支出 23万円5千円
- 食料 5万8千円(25%)
- 住居費 1万5千円(6.9%)
- 光熱費・水道代 1万9千円
- 家具・家事用品代 9千円
- 被服履き物代 8千円
- 保健医療費 1万6千円
- 交通通信費 2万4千円
- 教養娯楽費 2万8千円
- 雑費 2万円
- 交際費 3万3千円
世帯主の平均年齢は、73.3歳となっている。
夫婦二人の老後でも、毎月資産を3万取り崩す。
夫婦二人の場合も、老後の生活費の原資は、社会保障給付が収入の大きな柱で、月々、約20万円になっている。
支出は23万5千円だから、月々約3万5千円ずつ資産を取り崩していると言う計算になる。
月々3万5千円という事になると、年にして42万円という事になるから、年金を毎月20万もらっていても、毎年40万ずつ資産が減っていく計算だ。
まあもちろん、こういうデータが出ると言うことは、取り崩せる資産亜があるからって事かも知れない。
生活必需品であるはずの被服や履き物代には月々8千円しか投じていないのに、娯楽費には2万8千円も使っているし、交際費にも3万3千円を使っている。
娯楽費と交際費を合わせれば6万円という事になるので、取り崩す資産がなければ、ここを削ると言うことになりそうだ。
まあしかし、老後の生活費としては、月々24万円くらい必要だって事だね。